松山離島振興協会は、7月1日から、 「坂の上の雲フィールドミュージアム活動支援事業」の採択を受け、しまはく準備のための活動を開始しています。
そのような活動の中、まずは基本となる地域資源調査を9島全部を対象に順次行っていきますが、 今年度、クルージングで実証実験を行う予定の3島、 睦月島、安居島、野忽那島を順に訪れ島めぐりコースを設定するべく、早速、16日には睦月島で島民のみなさんとともに調査を行いました。
参加メンバー14人、島のみなさん14人で3班に別れ、 1時間程度のコースを考え、歩き、発表しあいました。その後は、島の女性陣の手作りのお料理をいただき、
クルージングの際の食事についても突っ込んだ議論を行いました。今後、1時間コースとは別の地域資源も整理しながら、「愛らんどツーリズム」を極めていきたいと考えています。
さて、つぎは安居島かー、 楽しみだ。
島を南北に流れる西の川沿いを行くメンバー
島四国を1番札所から訪ねる
雨水は溜めておき、水遣りなどに利用
島の特産品テングサ、美容と健康に効果大です
鯛めしや地元野菜のてんぷらなどに舌鼓
縞売りで栄えた時代を今に残す町並み
常夜燈のたたずまいが美しい
庭のアクセントになっている手水鉢
島四国の1番札所にお参りする
睦月島の歴史と暮らしを探索中
島のシンボル、當田神社の夫婦楠
墓地の向こうにはレモン栽培のハウス群
勇ましい、當田神社の阿の狛犬
島の中腹を走る農道からの眺め、まさに島の絶景ビューポイント
當田神社の石の鳥居をくぐる
追記
10月1日、雨の中、睦月島でクルージングの散策のための最終打ち合わせが行われました。前回、抽出した地域資源を1時間のコースでめぐれるようコースを組み立て、また、それ以外の観光サテライトを30分程度のオプショナルツアーとして提供するための調整作業です。当日さながらの想定で、ガイドをしながらコースを皆で歩きます。ガイド役の方は、なおさらの緊張感です。また、料理の最終打ち合わせも行われ、100食もの料理を作り、配膳し片付ける算段が話し合われます。もちろん、おみやげ物の準備もたいへんです。それぞれが思い思いのアイディアを出し合い、共同作業で準備にかかるのです。海の駅前に張られたテント2張りには、飾りつけなども行われました。精一杯のおもてなしの気持ちでしょう。当日、参加者を出迎えた島のみなさんの顔を見れば分かりました。みなさんがこの行事を楽しんでいてくれていると…。これだけで大成功です。睦月島は9島の先駆けとして、島の博覧会『しまはく』への牽引車となることと期待しています。